みずたまり

はしりながらねむれ

リラックマの器

ぼくのともだちに、マイレージ=マイライフを地でいくひとがいる。一緒に飲んだり食べたりすると、ここはまずぼくが払いますといってカードで支払ってマイルをためていく(あとでわりかん)。彼はもともと飛行機や空港が異常なくらい好きなので、飛行機にもやたらと乗る。そんなこんなでため込んでは飛んでいる。

 

ぼくの近くにやはりポイントをためるのが好きなひとがいる。それで、先日、リラックマの器をくださった。ふたつも!こういうポイントをためるために?毎日LAWSONでパンをかっては食べているのだそうだ(ちなみにこの方もマイルを貯めて飛ぶひとなのだそうで、支払いはすべてカードなのだそうだ。リラックマのシールとマイルをダブルで獲得している!とのこと)。景品そのものにはほぼ興味がないのだけれど、とにかく貯めて、交換するのが心地よいのだと。そしてその上で、それを誰かにあげてよろこぶ姿をみるのがうれしいのだと。は、はあー、頭が高い。ではないが、まさに器の違いをみせつけられる気がする。というか、ポイントをためることへの執念とそれを交換したうえで他者へ贈与するという一連のプロセスは、モース、レヴィ・ストロースバタイユの系譜ではあるまいか、などと、くだらないことをおもうほどに、ただただ感心してしまう。

 

集めるとか貯めるという行為が、ぼくは、ほとほと苦手で、いや、ほとんど習慣にない。だから、ぼくにとって、この景品は新大陸の発見のようにワンダフルなものなのだ。(特にリラックマに限らず)。感謝。感謝。

 

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