みずたまり

はしりながらねむれ

芸術三昧はウフィツィ美術館から

Galleria degli Uffizi & Palazzo Vecchio地球の歩き方イタリア2005』によると、ウフィツィ美術館はたいそう混んでいるので予約を入れるのがよいとあった。さっそく、そこに紹介されているサイト(英語で対応できる)へいった。だが、7月下旬はすでに予約ができないということになっていた。困り果てて、ローマナビネットというサイトから予約が取れないかどうか聞いてみたら、そしたら9時半に入場できるものがとれましたというメールをもらっていた。ということで、フィレンツェ第2日(実質初日)は朝8時起床、ホテルを9時前に出発。もちろん徒歩。『地球の歩き方』によるとイタリアはスリやひったくりがいるからかなり注意せよということ。ちょっとびくびく。それから日差し。朝は大丈夫だったが、イタリアの日差しは半端ではない!帽子も着用。さて、ホテルを出て、昨夜はわからなかったフィレンツェの風景に感激!驚愕!しつつ、アルノ川沿いを歩き、ウフィツィ美術館へ。早くも人が並んでいる。予約チケットの窓口へ行き予約番号をつげて、入場料金€6.5と予約代€3を払う。こちらの英語が通じているのか?と心配になるほど無愛想な接客。ともあれ、無事に予約した入場券が購入できた。ローマナビネットの予約代行が一人分で1000円(€1=約137円)。結果的にお昼過ぎにこの建物から出たときの長蛇の列を考えると存外高くない、いや時間のことを思うと予約してよかったと感じた。(そうそう。今回の旅の所持金は一人€570。成田で換金。)チケットを購入して、入り口へ、予約なしはほんとうにすごい列だが、こちらはするりと。チケットには9:30-45の入館と書いてあった。入り口で日本人ツアー客の方々がどっとならんでいる。9:20だったので「9:30からだけれどいいのか?」と係の人に聞くと「待ちたいのか?」と微笑まれた。これもまたイタリア的。前の入場者のチケットを盗み見ると9:00-15となっていた。 無事入館。 イタリアに行くことになって準備したものはほとんどない。購入したものは①スーツケース、②『地球の歩き方イタリア2005』『るるぶイタリア』、③デジカメ、④三笠加奈子『マンガで楽しむ旧約聖書』『マンガで楽しむ新約聖書』こう書房2004くらいであった。また、『週刊世界の美術館』講談社を全部買っていたのでこの中からウフィツィとピッティーとシスティーナの各巻を持参した。
それから、事前にNHK文化教室鳥取で世界史を教えていらっしゃる谷口肇先生にも相談した。すると、旧約聖書新約聖書をモチーフとする美術史のビデオ(自作)を貸してくださった。谷口先生にはそのほかにもたくさんご教示をいただいた。
長くなったが、事前準備らしいものはこの程度。谷口先生のおっしゃったとおり、イタリアに残る絵画は宗教画がほとんどなのでそのシーンの意味をマンガとビデオで勉強しておいてよかった。加えて、ウフィツィではとにかく『週刊世界の美術館』に頼き切りだった。この本には見逃せない作品が載っているのはもちろん、それがどの部屋にあるのかまで図示してある。ボッティチェリーの「ヴィーナスの誕生」「春」やダ・ヴィンチの「受胎告知」、ラファエロ「ひわの聖母子」などは見ればわかるし、人があつまっているが、その他の価値ある作品は価値ある作品があまりにも多すぎて「週刊世界の美術館」なしでは判別もつかなかったろう。2~3時間でまわって、館内にあるカフェテリアで休憩した。パニーノをいただきました。 これも最高!テラスからはドゥオーモ、ヴェッキオ宮(これはすぐそば)がばっちりい見えた。