みずたまり

はしりながらねむれ

マディソンツアー

州議事堂と朝市雨が予想されたため、当初の予定が変更になり、本日はマディソンのツアーであった。ウィスコンシン州議事堂へ行く。州議事堂前には毎週土曜日は朝市がたつ。この朝市は、無農薬野菜や自然食品のみの販売が許されているそうだ。言うまでもないことであるが、日本には日本の野菜があり、ウィスコンシンにはウィスコンシンの野菜がある。見たことのある野菜もはじめて見る野菜も。少し試食させてもらったりもした。あとでも触れるが、この土曜日はウィスコンシン大学バジャーズ(あらゆるスポーツクラブのチーム名)のアメリカンフットボールのホームゲームの日であり、朝市もかなり活気づいている。ウィスコンシン大学のアメフトはローズボールで優勝するなど、本当に全米屈指の強豪チームであり、地元では驚くほどの支持を得ている。多くのひとがチームグッズを着て歩いている。
ウィスコシン州議事堂は土曜日であったが開いており、見学することができた。ウィスコンシンは1836年に準州となった。州議事堂は州の拡大とともに変遷し現在の議事堂は1917年に完成したものだそうだ。最高裁、上院、下院、知事などの部屋がここには含まれている。展望スペースからは議事堂を中心として放射状に伸びる通り、湖などが見えた。コンベンションセンターも見えた。このコンベンションセンターフランク・ロイド・ライの設計だという。彼はマディソンの出身ですとパムさん。なるど、やはりマディソンはむかしからリベラルなのだ!コーディーネーターのパムさんとあれこれ話をするうちに、「この世で何が大事なのか」という話題になった。ぼくはいつもの信念どおり、「自由と平和と民主主義」だといった。こんな話になったのは、フィラデルフィアにある「自由の鐘」のレプリカがここにあったからかもしれない。パムさんは「自由と民主主義」はそうだ。でも、「平和」が創出できるのは「justice]がなければならないと。話の内容からパムさんのいうジャスティスとは「平等・公平」という感じなのだろうと思った。それを「正義」というのかもしれないけれど。でも、ブッシュのいう「ジャスティス」とは違うように感じた。マディソンはリベラルな雰囲気だからそう感じたのかもしれない。