みずたまり

はしりながらねむれ

ふるさと

パム家で夕食

朝7時半。家を出る前に、ホスト父のテッドが気功教えてくれた。エネルギーを体にためてがんばれよと。彼は本当に親切であるし、アジアの考え方にかなりのシンパシーを覚えているようだ。8時に学校に着き、スー族出身の生物の先生の部屋をすこし見学した。今朝はずいぶんと寒い。銀行そばの気温掲示では4度を示していた。それからビーコンリゾートに送り届けてもらった。紅葉がずいぶんとすすみ、緑葉がほとんどなくなっている(常緑樹もあるが)。黄色と紅がうつくしい小道を通ってリゾートにたどり着くとテッドがビールを持って行けと渡してくれた。ありがたいなぁ。部屋について、洗濯とメールチェック。65通ほどたまっていた。大半は業者からのメールだから捨てた。つれあいのともさん、職場、尾崎議員などへ返信。マディソンのホストのコンバース家からもメールが来ていた。ミーティングをもち、結局今日は、おみやげものを買ってゆっくりと過ごすことに(雨と寒さでカヤックは中止)。観光地のおみやげ物商店街みたいなところへパムさんにシャトルしてもらう。ネイティブ・アメリカンがつくったドリームキャッチャーとそうではないメイドインチャイナではずいぶんと値段が違っていた。それに、これはネイティブ・アメリカンが作った物ではありませんとかこれはネイティブ・アメリカンが作った物ですという表示がついていた。ぼくはどちらも購入した。$70くらいつかった。少し時間があったので、US BANKではじめてcitibankのカードをつかう。はじめはよくわからなかったが、$20の倍数で引き出せることがわかった。些細なことでもやり方はずいぶん違う。でもまぁ、お金がおろせるということが確認できたのでよかったよかった。そうそう。成田で7万円を両替したものをずっとつかっていて、カードではまだ何も買っていないことに気づいた。そんなに大きな買い物してないからなぁ。

夜はパム家で夕食をいただく。パムさんとご両親には本当にお世話になりっぱなし。午後4時過ぎに到着。まずは体験ホームステイを終えての質疑などのミーティング。6時くらいからパーティー。それにしてもパム家の美しいこと!それでもって広い!これが一般的なアメリカの家庭なのか??パムさんのお父さんは薬剤師。お母さんはそれはそれは品のあること!つまみにはファーマーズマーケットで買ったという、スウィートトマト、鹿肉のソーセージ、牡蠣のオイルづけ、ほうれん草のディップ。そしてメインは牛肉!アメリカに来て食べた肉でもっともうまい!オーブンと圧力鍋が使われたに違いない。本当に美味しくいただく。自家製だというクランベリージャムをつけて食べてもこれまたよし。パムさんはじめパムさんの父・母のあたたかさが心にしみる。みんなでお礼の品を渡し「ふるさと」を歌った。「ふるさと」というのは本当にいい歌詞だなぁ。通訳のカヨさんも一緒に歌う。パムさんのお母さん、お父さんのことばにぐっときた。ぼくは英語を直訳してしまうからか、英語のストレートさにまず感じ入る。それからカヨさんが美しい日本語で訳してくださるのにも。すばらしい人々に囲まれ、忘れられない夜になった。