みずたまり

はしりながらねむれ

homecoming

秋なのかサザンドア・ハイスクールsouthern door high schoolでの生活は7時過ぎに家をでることからはじまる。今週はホームカミングhomecomingという学校祭のような週で、毎日、いろいろ奇抜な装いで学校に来るようになっているそうだ。もちろん全員ではないが、半数の生徒はそんな感じ。ちなみに、今日はガリ勉でいけてない服装の日で、明日はパジャマの日だそうだ。教員も半数くらいがこの企画に参加しているようだ。サザンドアは高校の別棟に幼稚園から中学までが併設されている。こちらの見学もした。一番いいなぁって思ったのは幼稚園から小学校までの各学年が4つの区域に分かれていてそれぞれの区域には壁がなくて、中央に図書スペースとパソコン(これはブラインドタッチの練習用)がおいてあるところ。司書の方に聞いたところ、やはり読書や調べ学習をかなり奨励しているとのことであった。車座になって読み聞かせをしているクラスもあった。また、本とカセットテープがひとつの袋にはいっていて、こどもたちがそれをヘッドホンで聴きながらページをめくるとうことも行っていた(特に低学年は教室内が4つくらいの部分〈centered〉に分かれていて一斉に同じことをするのではないようだ)。日本の小学校がどうなっているのかよく知らないが、こちらはしたたかに読むことにかなり重点を置いてバラエティーに富んだ手段を用意して実践している。あなどり難し。高校の英語の授業も2つ参観。これもなかなか。ひとつは教室で4人ひと組のグループになってひとつの話題を調査してガイドのようなものを最終的には作ろうという授業。評価項目も生徒にアナウンスしてある。もうひとつもほとんど同じようなもので、グループによる調べ学習のようであった。細かなやり方は指示されていないのだが、教員は介入するときは介入し、あとはほったらかしという感じであった。これらは調べたことをまとめていくという意味での書くことに焦点を当てている。ならば、その他のジャンルについてはどうなのだろうと思った。こちらの英語教育のプログラムにも注目してみていきたい。ホームカミング初日の本日のメインイベントは学年対抗の女子タッチフットボール。夕方6時半くらいから9時くらいまで大いに盛り上がっていた。ナイター証明に照らされる緑の芝生のアメフト専用グランドに女子の歓声がひびく。男子アメフト部の生徒たちが審判やコーチやグランドの実況中継・解説を行っていた。スポーツの愛し方にも学ぶところが多い。