みずたまり

はしりながらねむれ

脱自文化中心主義

アメリカといえば自由の国。生徒も教員も授業もエネルギッシュでちょっと騒がしいくらいかなって思っておりました。ところが、そうでもござらん。教員は結構厳しく生徒に規律なるものを教え込んでいます。ひとがしゃべるときには黙るとか、教員を尊敬するとか。ちょっとびっくりです。今日は5年生のクラスにも行ってきました。お利口さん揃いでした。みんな静か。こういうのはちょいと苦手なので笑顔でしゃべります。そして、ぼくの英語は理解できるかと尋ねますと、おおおお!利口さん首を大きく縦に振ります。よいこよいこ。さて授業。まず、世界地図を見せました。アメリカからみると東の端だろうけれど、日本の世界地図だったら東の端ではないよっていうようなことをやりました。たぶん日本の5年生の国語の教科書に「地図が見せる世界」という教材があるはずです。あれはたしかオーストラリアの世界地図と日本の世界地図の対比でした。ぼくたちはなんでも自分が中心にいるようにおもってしまっているということを言いました。5年生は大きくうなずいておりました。5年生の先生も。それから、折り紙でおった牛や鶏や犬やねずみの鳴き声の日米の比較をいたしました。これもまたおもしろくできました。最後は、「かえるの合唱」を歌いました。4つの班に分かれていたので輪唱もやってみました。5年生は受難いや柔軟です!なんとなく「かえるの合唱」になりまいした。テーマは脱自文化中心主義。こんなんでどうでしょうか。ちなみに、今日は高校の地理と英語×2のクラスにも出ました。テーマは脱自文化中心主義。これらもなかなか生徒も先生も熱心に参加して質問や意見をいってくれました。もうすこし英語が流ちょうだったならかなりいい線いけるような感じがしてきております。むむ。こういうときこそ慎重に。あしたは、中学の文学の授業3つに参ります。文学的なことは無理でも脱自文化中心を貫けたらシアワセでございます。