みずたまり

はしりながらねむれ

A smooth sea never makes a skillful mariner.

秋の終わりスタージョンベイでの生活もあと4日。こちらに来てから、リスや鳥はさまざま間近で見た。それに加えて先週は鹿数頭が道路を横切るのを見た。そして、本日は道路を横切るキツネを見た。本当にワイルドライフである。美しかった近辺の紅葉はすっかり終わり、いよいよ冬近しの様相だ。久しぶりの学校で、久しぶりの授業を行った。political scienceの授業もあった。なんて訳すのがいいのだろう、公民だろうか。政治学でいいのだろうか。内容はアメリカの政治についてやっているようだったので、日本の憲法三権分立をちらっと説明した。あああ、難しい。ぼくは世界平和を求めている。だから、やっぱり第二次世界大戦時の帝国主義的な日本や大日本帝国憲法と現行の憲法の違いをちゃんと説明したかった。ちゃんとというのが曲者で、ぼくの英語力ではなかなか難しい。語学の授業だと日本語を教えておけばなんとかなるのだが、そうでない教科は難しい。ところが、この授業の担当者のブレット先生はとてもリベラルな雰囲気であり、かつぼくの言わんとするところを生徒に補足(?というより翻訳かも)してくれたり、この語句の説明をできる人?ってな感じで授業らしくしてくれた。国民主権、平和主義、基本的人権の尊重。アメリカの憲法を小学校2年生から習っているというこちらの高校生には何を今更という感じだったのかなぁ。
 話は変わるが、5日ぶりにジョージとしゃべった。やっぱり彼の英語は速い。その上、日本人チックな発音では理解してくれない。相変わらずキビシイなぁ。でもきっとこのひと月、ジョージのキビシイ英語生活を強いられたことが、ぼくの英語力の飛躍的?向上に繋がったに違いないと思いこむことにする。