みずたまり

走りながら睡れ

キャシーの誕生日

kathy birthday dinner感 謝祭で木・金がお休みなので都合4連休。このお休みには多くの人が旅行に行くそうだ。コンバース家は特別にキリスト教に強い信仰心があるわけではないとい うことで、ぼくたちが容易にイメージするような七面鳥などの料理はつくらないそうだ。安易なイメージをこちらがもつことと、相手がそのようなイメージを 持っているであろうことを察してそのイメージに沿ってしまうことをこちらに来てよく感じる。日本といえば、まさにオリエントなまなざしで見られている、そ のように語りたくなる。そう言うこともあっていいが、しかし、やはり人間として市民として文化として認識として食生活として広汎な共通性があり(だからこ そ差異も顕在化するし)、その認識を大事にしたいと思う。容易に共有された物語は誰のまなざしなのか、誰の声なのか、そういうことを意識しないと、結局は ぼくたち自身が声やまなざしによる世界の再構築作業を放棄するということになっていく。なんだか、長くなってしまった。そういうことで、コンバース家の感 謝祭初日のディナーはぼくが担当することになった。母キャシーの誕生日が昨日であったことも加えて、がんばって料理をした。メニューは、手打ちうどんによ るきつねうどん、関西風お好み焼き、稲荷寿司、ちらし寿司、ゆかりご飯の海苔巻き、浅漬というもの。手打ちうどんは、いのさん直伝のレシピを使った。朝 10時半くらいにはじめ、小麦粉と塩とぬるま湯ではじめた。1ozは28グラムなので、計算しやすいように10ozの小麦粉、1/2ozの塩、140cc のぬるま湯とした。1時間おきに足でしっかりふんだ。コンバース家のみなさんはそれほど驚くわけでもなく、キャシーはカメラを持ち出し写真に撮っていた。 この家には既成概念が存在しない、または枠組みの更新がとても柔軟に行われているからこそぼくのステイを受け入れたのだろう。異質な他者としてのまなざし はない。午後5時頃に、打ち粉としてコーンスターチを使い、麺をのばす棒としてはパイ生地やパスタをのばすための道具を使用してうすーくのばすことに成 功!いのさんの指南通り、細く切ることにも成功しかなりすばらしいものが出来た。ウエストで作ったときは乾麺+だしの素使用だったが、今回は昆布と鰹でだ しを取り関西風のクリアーな黄金色のつゆも出来た。ネギと椎茸(ふうのマッシュルーム)を添えてきつねうどんの完成!七味唐辛子も試していただいた。ちら し寿司やいなり寿司はすし太郎を使用したので簡単。お好み焼きは山芋パウダーを持参しており、これまたほぼ完璧!といっても肉なしのキャベツのみ。おたふ くソースとオリバーどろソースと日本のマヨネーズと鰹節は大好評だった。メリエンが「これは全部伝統的な日本料理なの?」って聞いたから、「うどんは伝統 的な作り方でつくった。すしはインスタント。お好み焼きは特に関西ではよく食べるちょっとジャンクな食べ物。日本では、日本酒ばかりではなくてビールもワ インもスコッチもなんでもあるし、みんな何でも飲むよ。今日はお祝いだからスパークリングワインにした」と答えておいた。家族みんなが興味を持って喜んで 食べてくれたことに感謝。
おしながき