みずたまり

走りながら睡れ

アンビバレンツな北京

太極拳@朝の広場ぼくたちも高校生の2人も朝の太極拳を体験したいということになり、単さんが朝7時半にホテルに来てくれる。いざ④「太極拳」体験。昨日と同じ車とドライバーさん。車で5分ほどの公園へ。すると、あちこちでやってるやってる太極拳。いろいろな流派や集団があるのでしょうか。わかりません。さて、ぼくらの先生は?と思いきや、単さんが「どうぞ混ざってやってください」と。おいおい!それはちょっとないんじゃない、と思いながらも、ある大きなグループのつかず離れずの位置をキープして見よう見まねでやってみた。難しい。公園にはピンクと紫の健康増進器具がおいてあって、太極拳同様、これで活動なさっている方も。北京の朝は奥が深い。
 ほどほど楽しんで、車に乗って約1時間。世界遺産の⑤「万里の長城」。ぼくたちの行くのは「八達嶺」。ロープウェイでのぼります。ロープウェイというよりもスキー場にあるゴンドラみたいな感じ。簡素。八達嶺の一番上のそばまでこれであがり、そこから頂上へ。すごい傾斜!これは疲れる。下からあがってきた人たちは二度とここにきたくなくなるだろうなぁと思うくらいのしんどさ。ふーふー。しかし、景色はすばらしいのひと言。よくもまぁ、こんな巨大なものを作ったものだ。昨日の紫禁城といい、そうだローマの遺跡もそうだ。権力者に搾取されていた人々を思うなぁ。ぼくと一緒だ。
 ゴンドラにのって車にもどり、観光客が集まるドライブインのようなレストランへ。万里の長城観光バスだらけ。うーん。これは期待できないなという予想通り。単さんが、注文してくれるのはしてくれたが、食事中は単さんはどこかへいってしまう。「⑥餃子と麺がきます。今日は混雑しているから、もし違うメニューが来たら違うといって」と残して。果たして、やっぱり違うものが来た!断った。すると、うんともすんともぼくらの食べ物が来ない!英語ができる人もいない。でもなんとかなんどか交渉したら餃子が二種類、麺が3種類でてきた。ぼくはそれなりにいただいた。昨夜の全聚徳とはうってかわって、同行の若人には五香粉というかそういうチャイナなにおいが苦しいようだった。ぼくにとっては麺がやわらかく粉っぽかった。ついてきたご飯はくさくて軟らくてだめだった。日本でも中国でも美味しい店もあればそうでない店もあるなぁ。途中、ツアー特有のおみやげ物店(翡翠)へ連れて行かれた。あまりのすごさにほとんど見るだけ。携帯ストラップをおみやげに若干購入。
 北京市内はオリンピックへ向けて開発建築ラッシュ。昔の町並み「胡同(フートン)」はもうほとんど残っていないようだ。その唯一の⑦「胡同巡り」に。輪タクにのってぐるぐるめぐる。北京の冷たい空気が自転車の速度にぴったりでなぜかさわやかな気持ち。居住にはあまりに狭いように感じる家々。ときおり、壁の黒板にある漢字が目に入る。細い道を輪タクに乗せてもらって巡りながら魯迅の「故郷」の楊おばさんなどが出てくるシーンを思った。途中、輪タクを降りて歩きながらフートンお宅をのぞかせてもらった。うまく言葉にできないが、いろいろなことを思った。このツアーは安いのに本当にいいツアーだとも思った。のもつかの間。
 ⑧「茶芸館」へ連行される。お茶体験といえば聞こえはいいが、なんということはないこれもまた体験型おみやげ店である。まぁ、たしかに美味しいお茶だったのでよい。若干のセットとプーアール茶を購入。たくさんおまけをつけてくれた。これが国営なのだから、奥が深い。
 万里の長城で足がかなりだるくなっているぼくたにとっては幸い。⑨「足つぼマッサージ」へ。4人グループの男子はぼくだけ。女子3人と並んでやってもらう。あたたかいお湯(お茶か?)にまずは足をつけて肩や腕のマッサージ。それから足へ。おかしなことに、女子には男子(かなり若い)の従業員、ぼくには女子(これまたかなり若い)。彼女は若いと言うよりかなり幼い感じであり、やってもらうのにとても嫌な気がした。きっと中国の田舎から出てきた子なのだろう。なんだかんだ行って、世界の権力関係のなかでぼくは強者がわにいるのかと思った。足はずいぶん軽くなったが、ざらりとしたものが残った。
 日が暮れ始めた頃、北京一の繁華街⑩「王府井(ワンフウチン)」を歩く。単さんは日本語はかなりできるが日本に来たことはないそうだ。その単さんが言うには「王府井は日本の銀座のようなものだ」と。ちょっとちがうかなぁと思いつつ歩く。人が多いし、活気に満ちている。偶然立ち寄った店で珍品?を売っていた。店員さんが英語できるかと言うので、ここはウィスコンシン仕込みの英語を見せつけてやろうとばかりに?(言い過ぎ)、英語で話をした。簡単に言うと何度でも使えるカサソリとお茶イロである。使い捨てカイロサイズのビニールのパックに赤い液体が入っていてそれに金属片が入っている。それをペチペチと3回ほどならすと固まっていき発熱する。熱が冷えたら沸騰したお湯で10分すると元に戻り、1000回3年間は使えると。ついつい、購入。
 それから、⑪「夜市」の屋台を散策。いろいろと売っていてお祭りのよう。焼き餃子(8元)をいただいた。まぁ、こんなものかってな感じ。サソリやヒトデも揚げ物として売っていた。(サソリは昨夜全聚徳でいただいた。かりっとして美味しかった)
 歩いていると夕食を食べる店に到着。⑫「しゃぶしゃぶ」である。こちらは繁盛店のようだ。外国人らしき人はぼくたちだけみたい。羊のしゃぶしゃぶである。ゴマだれでいただく。しかし、このゴマだれがまた一癖あってチャイナ風味。若人二人はギブアップ状態。ぼくはそれなりに頂くことができた。羊のくさみをとるために臭いのきついものがタレに入っているのだろう。なれればなんと言うことはないのだろうが、いまのぼくには日本のゴマだれで食したかったなぁというのが正直なところ。
 ホテルに帰ると午後8時頃。三里屯へ行ってお酒を飲もうといっていたが、疲れたので取りやめ。ホテルのカウンターの人は英語が大丈夫なので、近くにコンビニかスーパーがないか尋ねると、そばのデパートの地下にあると。あらら、昨夜は地下に行かなかった。ということで、そこへ。かなり広いスーパー。値段も品もこれぞ本との中国!ここに住む人々の日常が見える気がした。つれあいとおみやげにとあれもこれもと大量購入した。ビール3種類と赤ワイン(どれも中国製)も購入しホテルで飲す。ビールはどれも軽め。ワインは…。飲みすぎ注意。