みずたまり

はしりながらねむれ

賀露界隈

 ぼくの恩師H先生は業界では押しも押されぬ第一人者である。その彼は長い間西宮にお住いがあった。K大学の退官の後、偶然!ぼくの後を追うように?!鳥取のT大学に赴任なさった。当時の(いまも?)国立大学は都市部と地方で退官年齢が違っていたからだ。T大学で3年を過ごしなさって今は東京のW大学にいらっしゃる。本年度が5年目であり、3月で退官なのだそうだ。話は前後するのだが、鳥取にいらして、ご夫婦で鳥取贔屓になられ、なんと鳥取に居をおかまえになってしまった。あらまぁ。いいんでしょうか。W大学での5年を無事に勤めたら必ず帰ってくるからねと。もちろん、いまは東京に拠点はあるわけだけれど、本宅は鳥取
 その恩師から急に電話があり、いま鳥取に帰っているからということでお会いした。少しのお手伝いをしたあと、賀露へ行こうと。賀露市(かろいち)へ行って若林のお寿司をごちそうになった。8貫700円+いがい汁200円。20分ほど待ったけれど、なかなか美味しかった。しゃりに改善の余地はあるし、いがい汁200円はぼったくりに近いと思うが、ネタは抜群。まるご、かんぱち、まぐろは特別すばらしいと思った。若林だけでなく、この市場全体がすごい人であった。この賑わいが鳥取駅界隈に欲しいねとH先生。やっぱりさびしいのだろうか、鳥取は。