みずたまり

はしりながらねむれ

元春

いろいろと憧れるひとはいるのだが、よく考えるとそれは10代後半以降におもうようになった人が多い。ただし。確実に幼いころ(小学校6年)から憧れているひとがいる。おどろくなかれ、佐野元春である。当時は月曜日夜9時からのNHK-FMの「サウンドストリート」を楽しみにしていた。「サウンドストリート」という帯のタイトルなのに、「Motoharu radio show」と言いつづけていたあたりがことのほか好きであった。近年は正直に言うと、どういう曲をつくっているのかほとんどしらない。テレビに出る回数が増えて、変わったおじさんふうに扱われているときいたこともある。でも憧れはあこがれ。その佐野元春が少し前からこれまたすてきすぎる番組をやっておる。「佐野元春のザ・ソングライターズ(THE SONGWRITERS)」がそれである。ジェームズ・リプトンがやっていた「アクターズ・スタジオ・インタビュー」の音楽版というような雰囲気である。ぼくはだまってこっそりとこの番組に注目していたのだが、どうも話題になりはじめていて再放送も行われる運びになったようだ。