みずたまり

はしりながらねむれ

ライフヒストリー

われわれは自分のストーリーのまっただ中におり、それがどう終わるかを確かめることはできない。われわれは、新しい出来事が自分の生に加わるごとに、プロットをたえず改訂しなければならない。したがって、自己とは、静的な物でも実体でもなく、個人的なさまざまな出来事を1つの歴史的なまとまりの中に形作ったものである。その歴史的まとまりは、その人がそれまで何であったかということだけではなく、その人が将来何になるかという期待をも含んでいる。
Polkinghorne,D.(1988).Narrative knowing and human sciences.Albany:SUNY Press(引用は、やまだようこ「人生と病いの語り」『質的心理学講座②人生と病いの語り』東京大学出版会2008 p.11)