みずたまり

はしりながらねむれ

角川短歌賞授賞式ほか

日本近代文学館木曜日はすこし吹雪いていて飛行機に遅延があったようなのだが、金曜日は晴れていた。お昼過ぎの便で東京へ。大森静佳さんが角川短歌賞を授賞してくれたので、その受賞式へ参加することができるわけである。金銭的には楽ではないが、それでもこういうことはひとつ社会見学。大森さんの意志のある受賞のことばはほんとに頼もしく好感をもった。また、同時にあった俳句賞では俳句の方々の洒落っ気というか豊かさをまざまざと見せつけられた。それから、宴ではなんと言ったらいいのか、塔のひとたちのあたたかさと塔という存在の確かさ、そしてなんといっても東京の力学?みたいのを感じた。社会見学としてはほぼ満喫した気分になったので、カタール戦を見るためにホテルへ。そしてまた、このカタール戦(後半からのみ観戦)がすばらしかった。勝利への意志そのものである。もちろん、技術などがないとその意志は形にならないのだが。

そういうわりと充実した一日をすごし、翌日は、編集長おすすめの駒場日本近代文学館へ行ってみた。佐太郎のことも調べておきたかったし。すると!である。これまた半分くらいは予想していたが、その人にであった。地道、ということばが浮かんだ。