みずたまり

はしりながらねむれ

辨天娘「槽汲」中垂れ

写真 (67)

雨が激しい。こういう夜はなかなか床に入る気になれない。やはり。飲むしかない。飲もう!と、いうことで、雨夜独酌。雨が降ったからというよりも、飲みたかったのだ。うまい日本酒を。帰りに中沢酒店にひさしぶりに寄ると、ちゃーんといい酒が置いてある。ほんとにすばらしい!お店。迷わず、贔屓にしている鳥取県若桜町「太田酒造」辨天娘は「槽汲」それも「中垂れ」を購入。抜栓する前から、わかるこのうまそうなすばらしい酒の佇み。こうもいい酒を前にすると、グラスではなくて今夜は同じ鳥取の職人の手になる中井窯の猪口で飲みたくなる。さてさて、あせるでない。ひとくち。おぉーーー!である。なんというやわらかなあたり。そうして、すーっと口中にはいっていき喉元をすぎる。ということはすなわち口内はもう米のあまみとちょっとひさしぶりにあじわうまるくひろがる感じ。なんというか返しもきわめてすばらしい。もちろん切れる部類にはいるのだが、切れすぎずまったりとマスカットの残り香のような甘み。おおお!これぞ日本酒。辨天娘も鳥取を代表する酒として申し分ない実力となったものだ!いや。これはすごい。みんさんも、かんぱーい♪