みずたまり

はしりながらねむれ

ロンドン3日め②(パブ、バス、信号、sorry)

パブちょっとここまでのロンドン生活でわかってきたことなどを書いておきます。もちろん、わずかな滞在でわかったことだから、現地にいるひとからすると間違っているかもしれません。まず、パブ。世界的に若年層がアルコールを飲まないようになった、ビールを飲まないようになっているということにロンドンも外れず、パブが減っているとテレビの特番でみたことがあります。果たして、ぼくの印象は、これで減ったというのならもともとはどれくらいあったのかと思います。鳥取マップで換算すると、鳥取の駅周辺の弥生町末広界隈の寿司屋さんの頻度くらいなものです。結構あります。おっとここにもある、ここにもある。駅にもある。そんな感じです。railのパディントン駅にもCask Aleというパブがありました。ちょっと新しい感じのパブでした。それでは質はどうかということです。ここからはほんとにたぶん短期間の滞在にしてはたくさんパブに入った方ではあるとおもうのですが、所詮はビジター。その感触です。それは、基本的にビール会社の系列のようなものがあり、その系列をそれぞれのパブが置いているということです。例えばこのブログに書いてきたように「swan」はfullers、「mitre」はyoung's、「sherlock holmes」はgreen king/morland breweryというような感じ。それぞれがその系列のいくつかのビールのタップをまずおいていて、あとそれに加えてギネスとかバスとか日本でも結構安易に手に入るくらいのを置いとくという感じです。さらに、シャーロック・ホームズであれば、シャーロック・ホームズ・エールのようにそこの特別限定があるという感じのようです。だから、スワンのように雰囲気や接客はすごくいいのにエールがないというのはぼくにとってはちょっと残念だったりしたのでした。パブの入り方は至って簡単です。タップのある前にいって、これちょうだいって言えばいいんです。英語ができないひとでもゆびさせばいいんです。一杯なのか二杯なのかそういうのも指で。それから、金額は表示していないところがほとんどですが、まあ3.5~4.5£におさまります。それから、食べ物。パブといえばフィッシュ&チップスです。ただし、これを食べているのはたぶん観光客です。ロンドンのパブは現地人占有率がきわめてたかいところもあるように思いもしますが、案外それほどではありません。現地の慣れているひとは、カウンターにスタンディングで何も食べずにひたすらでかい声でしゃべり飲んでいます。ほんとに食べません。飲む!ひとすじ。

バス9路線バスは、ぼくの感覚ではもっとも不安な乗り物です。というのも、ルートや行き先がはっきり分からないからです。ところが、ロンドンのバスはなれてしまえばこれほど便利なものはないというくらい行き届いています。運賃は前払いですが、乗った時に運転手のところにオイスターカードをかざせばそれでいいわけです。おっと、目的地やルートです。バス停には、大きく言うと二つのものがあります。ひとつは、行き先がアルファベット順になっていてかつ
地図がついているポスターのようなもの。もうひとつは、日本にもある立っているもの。この二つを組み合わせてバスを待ちます。最初のアルファベットでたとえばぼくホテルの最寄りのバス停はランカスターゲイトでした。Lのところにあります。すると、つぎに、「390」 「B R」みたいに載っています。前のがバスの系統です。あとのアルファベットはその系統がとおるバス停の位置。そうそうアルファベット順の一覧の横に近くのバス停マップもついています。これで、目的地のバスの系統とそれに乗ることができるバス停がわかります。それにしたがってそこへ行きます。いくとこんどは日本にもあるような時刻表みたいのが系統別にあります。平日・土・日と別れていてあとは、何分ごとにくるのか書いてあります。5分ごととか12分ごととか(実際の運行はちょっとざっくりめ)。 

たとえばオックスフォード・ストリートは今現在ものすごい地下の工事をしています。オリンピックのためなのかもしれません。とにかくフェンスによって車線がかなり狭くなっています。バスがぎりぎり通っています。そんなに狭くなっていてもロンドンのバスも車もけっこうなスピードで走っています。歩行者は日本と同じで信号のボタンを押します。するとwaitと出てきてほどなく青にかわります。基本はこのようにボタンを押して信号が変わるのをまって、渡るということです。ただ、押しボタンによらずあるいは赤青によらず、車がきていなければ渡るというのがどうもロンドンの常識でもあるようです。こう書くと、ロンドンのひとたちは、せっかちなのかと思ってしまいます。

信号が、ぼくの印象ではロンドンのひとたちは、店の注文でも気長に店員がくるのを待っていたり、列にならんでいたり、結構まったりというか忍耐強い印象です。地下鉄も目の前の車両が満員で入れなければなにげなくそのまま待っています。そういうおおらかな文化のようです。また、日本語で「すいません」をアメリカ英語のばあい「sorry」に置き換えない方が多い印象をもっていましたが、ロンドンの英語はほぼ「すいません」=「sorry」でいけるのではないかとおもいました。sorryと何度も言われたのは、ちょっと新鮮でした。