みずたまり

はしりながらねむれ

真珠の首飾りの少女

しんじゅ神戸というのはぼくにとっては第二のふるさとである。といっても、このところ神戸に行くことはめったになくなった。大阪・京都は月に一度はいっているのに、である。不義理をしているものである。そんな神戸へ出張することになった。渡りに船というか、飛んで火に入る夏の虫というか、ばっちりこちらのものである。という意気込みで向かった。JR三ノ宮駅に着くと、しかし、あらー、これは完全なるアウェーという感じ。いやあ、ずいぶんひさしぶりすぎ。とはいっても、北は六甲山、南は海というロケーションは身についているので、歩いていれば思い出していく。新しいビルやお店もたくさんあるのはあるのだが。

お昼。ごくわずか時間があいたので、ダッシュで神戸市立博物館へいってフェルメールの「真珠の首飾りの少女」を見た。平日の昼間ということで、予想よりも圧倒的に人が少なく、よさそうないくつかのものと真珠の首飾りの少女だけを見て、トータル30分ほどでまわれた。

実は、二週間ほど前にたまたまスカーレット・ヨハンソン主演の映画「真珠の首飾りの少女」を見たところであり、絵の前にたちながら、映画のシーンを思い出しもした。「こころまで描くの?you look inside of me.」などの台詞も。 写真はポスター。この展示のスポンサー?の保険会社のイメージキャラクターを武井咲がやっているのだそうだ。