みずたまり

はしりながらねむれ

薪ストーヴ

薪ストーブ金曜の夜から先輩同僚の山の別荘?にいった。去年もお邪魔したのだが、ここには薪ストーヴ(クアドラファイアーのカンバーランドギャップ)がある。ぼくがはじめて薪ストーヴなるものを直に体験したのは、これまた先輩の○Tさんのところであった。ここの薪ストーヴはかの!JOTULヨツール!憧れのブランドでありだれもが知っている薪ストーヴ界の大様。ただ、ここのは火を見る感じではなくて焼いたり焚いたりしながら、とてもあたたかくて夜を過ごしたことが思い出という感じだった。これが噂にきくヨツールの力か!と。それから、身近にいくつか薪ストーヴを導入なさったというのをきいたり、ときに伺ったりした。

話を戻すけれど、薪ストーヴは火がとてもうつくしい。今回お世話になった山の別荘のもちぬしの先輩Kさんには、大山界隈の阿弥陀川そばで二人キャンプにつれていっていただいたこともある。そんなふうに本格的に山好き自然好きの先輩(ぼくはまったくなんちゃって)。そして、そういう彼にとっての薪ストーブは嗜好品ではもちろんあるし高い買い物でもあるのだそうだが、何より、「循環」という思想の具現なのだそうだ。だから、あっちで木が切られたときけばその枝をもらいに行き、家が壊されているときけば廃材をもらいに駆けつけているそうだ。そのおかげで、薪の木の種類もことさら豊富。昨年体験して以来とりこになったのは、「うばめがし」。悪魔のような襲い来るような炎だ。 桜もすてきで、襲い来るほどではなくてひろがりがあって炎がなくなってもちかちかとあかるくい。葡萄もやっぱり機密性が高い木材なのでよく燃える炎がうつくしい。そんな火を見ながら、気の置けない友人たちと鱈鍋をいただき、肉や魚を七輪で炙り(室内でも出来るような設備がつくられている)、酒を飲んだ。気づくと知らない間に、みんなそこに寝てしまっていた。時折、目覚めた者が、薪を加えて火を絶やさないようにして朝までを過ごした。