みずたまり

はしりながらねむれ

完全試合未遂と交代

応援している野球選手のひとりにダルビッシュ有がいる。今日、お昼過ぎに完全試合未遂であったことを知った。帰って来てMLBの公式ペイジで彼の投球を見た。すごいことである。MLBは惜しげもなく(ま、そういう商いなのだろうけれど)ダイジェストを見せてくれるのでみていると、現地の解説も回を追うごとに盛り上がっていって、8回が終わったところでは、「we will see it , Darvish comes up for the night after 8 perfect innigs」と興奮していた。

さて、打たれたあとのなのだけれど。ダルビッシュが笑みをうかべて(そりゃ悔しいだろうに)いて、それに内野の選手たちが寄り集まって、きこえないけれど、「気をおとすなよ」など言っているのがまことにすばらしくうつくしい。さらにおどろくことに、あと1アウトで終わるというところを、たった1つのヒットを打たれただけで、ワシントン監督はダルビッシュを交代させた。なんというすばらしいことだと感心した。あそこでひっぱって完投勝ちというのもあり得ただろうけれど。あそこで交代というのはダルビッシュにとってもチームにとってもよく考えてみると、ひと呼吸おくということもふくめて、最高の采配だったのではないだろうか。選手をおもうというのはこういうことなのだ。