みずたまり

はしりながらねむれ

さようなら

さようなら夏が苦手であった。暑さだけではなく、夏になるとどうも気分が沈み苦しくなることが多かった。でも、6年ほど前から夏が来るのがたのしみになっていた。もう夏に苦しんでいたことなど昨日まで忘れていたほど。夏がたのしみで、新年をむかえるように、夏の到来で何事かカウントしはじめるようでもあった。

さようなら。夏。