みずたまり

はしりながらねむれ

Blowin' in the wind

ウィスコンシン州での3ヶ月の間に約1月ずつ2つのホームステイが計画されている。その2軒目のお宅はウィスコンシン大学マディソン校の街、マディソン市。情報によるとホスト父母とも大学で教えていらっしゃるようだ。ホスト父の趣味の欄には「peace studies」とも。うーーん!気が合いそう!ぼくの同僚のサラ曰く「ヒッピーだよ!」と。ということで、さっそくジャズの師匠でありロック通のいのさんに相談。ボブ・ディランのアルバムをいただく。60年代初期のボブ・ディランを最近は聞いている。そんなこんなでまったく準備ができていないが、つれあいもずいぶん協力してくれて、心穏やかに出発できそう(まだ荷物が整理できていないのに!)。職場のみなさんにもよくしていただいているし。そうそう。珍しく新聞にウィスコンシンのことが出ていた朝日新聞be sunday)。ラシーン市にあるフランク・ロイド・ライト設計のジョンソンワックスビル。「ライトは徹底して、20世紀のアメリカ文明に抵抗した建築家だった。自然のありがたさを忘れ、人間を画一化する20世紀のアメリカを、彼は批判し続けた」と。ウィスコンシンはぼくにあっている気がしてきた。新しい世界へ踏み出すというのはhopes&fears。神戸に住むとしみさんが大学院に合格したという朗報をいただいた。ぼくはいろいろな面で彼女に学ぶことが多い。彼女は、阪神大震災後、大卒後つとめていた企業を退社し、医療系の大学に入り直し卒業し、病院で働いていた。この臨床経験の中で自らの限界と可能性をかけて大学院への進学を心に決めて人知れず努力していたのだ。としみさんおめでとう!いろいろな不安やしがらみの中それでもじぶんをつくろうとしていらっしゃる姿、見習いたい。答えは風の中。いな、じぶんでつくるものなのだろう。きっと。