みずたまり

はしりながらねむれ

日本車ブルー

 ワールドカップの決勝トーナメントが始まった。予選の各グループの戦況の把握が出来るほどの能力がないぼくにとっては、決勝トーナメントは把握がしやすいし、いい試合を見ることもできてありがたい。アジアのどのチームも決勝トーナメントに出場できなかったことは残念ではあるが。
 ところで、ぼくは日本×ブラジルの試合を1時半くらいに眠って3時45分に起床して観た。実況のアナウンサーがしばしば「サムライブルー」と連呼していた。ファミマのTシャツにも「侍」とか「SAMURAI」とのロゴが印刷されているものもある。はて、「サムライブルー」っていう色は本格的にあるのだろうか。日本チームの青は「サムライブルー」という色なのだろうか、正式名称? 「七人の侍」や「ラストサムライ」のイメージが欧米に知られるところ?だからだろうか。サッカーの試合を戦に見立て、そこからさらに戦といえば侍という思考だろうか。ちょっと違和を覚えるなぁ。
 たとえば、日本が世界で知られているものといえば、車(まぁ、ほかにもいくつもあるだろうが)。きびきびとした動き、ストップ&ダッシュ、低燃費・ハイブリッド・安全性などなど、サッカーチームやサッカー選手のイメージに適するように思える。ならば、「日本車ブルー」!2010年のワールドカップを目指すときに、「侍」を口にするのではなく「日本車」を。日本車のようなチームを目指そうというキャッチフレーズはどうだろうか。サッカー協会への自動車会社からの支援があったり、日本車ブルーの車を各社が販売してもりあがるような相乗効果があるかも。戦の見立ても脱することができるし。なかなかいいと思うのだけどなぁ。