みずたまり

はしりながらねむれ

スリッパ

 「弁当忘れても傘忘れるな」というくらい(最近の鳥取の若人はこのフレーズを知っているのか?)鳥取は急に天候が変わり、よく雨が降る。神亀を飲んで若人を待とうと腹をくくって迎えた本日は朝から雨。しかし!空模様と若人には因果関係はない。待っててよかったぁ。ちゃーんと責任を持って行動する若人も確かにいるのだ。待っててよかった。ほんとに。
 待つといえば、(急に話はかわって)…。
 アメリカの家は内と外の区別なく土足でずっといるのかと言えばさにあらず。地方や個人の考え方によるのだろうが、ぼくがホームステイでお世話になった森の家のジョージ宅もマディソンのコンバース家も家履きに履き替えていた。パーティーでうかがった家はリビングでは裸足(というか靴下)だった。ドラマや映画の印象とはちょっとちがって内と外の区別があるのだった。そんなわけで、ぼくはコンバース家では日本から持って行っていた無印のスリッパを履いていた。ホームステイ最終日の朝、また来るんだからスリッパを置いておけばと言われ、スリッパを置いたまま家を出た。先日もらった一番新しいコンバース家からのメールは、子どもたちが大学生や院生になったので夫婦二人で暮らしているから夏休みには遊びに来ないかという内容だった。スリッパを置いてまってるからと。
 待ってくれている人がいるっていうのはいいものだ。