みずたまり

はしりながらねむれ

黒牛

黒牛ついさっき、原稿ができた。できたというのは内容ではない。できてないじゃないか!という内容のできたである。しかも、しめきりを4時間も過ぎてしまった(遅れるとは許しを請うたけれど)。力みすぎだなぁ。
 文章には、「黒牛」純米酒のことも書いた。黒牛は華やかさはない。香りもあまりたつほうじゃない。でも、芯がしっかりしていていい酒だと思う。ただ、残念なことがひとつ。名手酒造にメールで教えてあげておいた。裏ラベルに印刷されている。
  黒牛潟潮干の浦を玉裳裾引き行くは誰が妻
という歌は、万葉集巻七ではなく、巻九なのであった。丁寧にいい酒造りをなさっているのだから、こういう単純ミスはもったいないなぁ。むろん、この程度のミスで酒がまずくなるようなことではないから、いいのではあるが。