みずたまり

はしりながらねむれ

ロンドン初日①(アップグレード、ヒースローエクスプレス、パディントン)


ビジネスあしのばして3泊5日の日程で只今ロンドンにやってきました。ヨーロッパやアメリカにせっかく行くのに3泊ではもたいないとずっと思っていました。けれど、そうやって行かずにいるほうがもっともったいないことだとふと気づき、そうなったらこの3年間の仕事のけじめというか慰めというか、行こうと思えたのです。そういうタイミングのときに嘗て出会った若人がロンドンにいるのでいつでも来てくださいと声をかけてくれたこともありました。今朝6時過ぎに家を出て、鳥取7時5分発の便で羽田に到着。そこから8時50分発リムジンバスに乗って成田空港へ。飛行機マニアの友人曰く、この鳥取便での乗り継ぎはこのリムジンにのるのが絶対だと。今年の鳥取は雪が多くて、先週であったならばこのプランは実現していませんでした。幸い天候にもめぐまれ時間通りに鳥取を旅立ち、リムジンに乗ることができてほっと。55分から65分くらいで普通なら到着するとネットで確認していたのですが、なぜか予定よりちょこっとおそくて、成田についたのが10時20分頃。

わりと急いでチェックインしなければなりません。両替はあきらめてヒースローでと決断。さて、自動チェックイン機でパスポートの読み取りなどはじめて行います。そういえば直近3年では米子空港からのソウル2回、関空からの上海1回とも旅行代理店のフリープランだったので、eチケットからとういのをやっていなかったといまさらながら気づくわけです。それでもこのチェックインは簡単なのでさっと認証されまして、ヒースローまでのNH201便のチケットを得ます。おや。なんとなんと。無料アップグレードでビジネスクラスになっちゃいましたのでした!あらあら~♪飛行機マニアの友人にはこういうことがあるとは何度か聞いていたが、まさかぼくにその幸運がやってくるとは。実は行きの便は3人席の窓側の35といういい席がとれていて、帰りは4人がけの中側で、どうせなら帰りをしてほしかったなぁなど一瞬思ったりもしましたが。それはそれ。素直にうれしい。K8という席。窓側のすてきな席。いろいろすごくて、ここには書ききれませんが、ビジネスクラスおそるべし!です。テレビ画面の大きさもよく考えてみればそうですが、エコノミーの席の4倍くらいつかって一つの席があるわけです。食事もアルコールもほんとに二度とできない経験だとおもいつつ、いや、何がすばらしいって、フラットになって寝ちゃえるのがこれはそうとうにありがたいことでした。足を伸ばしてリクライニングしながら、もし風通に12時間と少しをエコノミーできていたらそれだけでぐったりになっていてつかいものにならなかったかもしれないなぁ、など反実仮想してみたりもしました。ヒースローエクスプレス車内入国審査も比較的スムーズで20分もかからないくらいでするっと終わりました。それから荷物をとりにいって(席がビジネスだったからプライオリティのタグがついてました)、損するだろうと思いながら、そこで両替。日本でしていればもうちょっと率がよいのだろうとおもいつつ。でもそんなことを気にして楽しい気分に水をささないささない、と言いきかせます。それで、飛行機マニアの友人からのアドバイス。忘れてしまいましたー。帰りの飛行機の席のアレンジを申し出ておくこと、これ忘れちゃっておりました。うーん。帰りの約12時間。こわいです!ってこういうことも思っているとたのしくないから、なりゆきなりゆきと言いきかします。ここまででだいたいイギリス時間の午後4時。ぼくは金曜は夜8時30分までやっている大英博物館へ行きたいと考えていたので時は金。ホテルもパディントン駅ちかくなので、ヒースローエクスプレスを使ってロンドンへ行くことに決めていた。表示がとてもわかりやすいのだが、なんだかだーれもエクスプレスのホームの方へは進んでいかないのでちょっと不安になりつつ。片道19£。係の人にきくとオイスターカードはここでは買えないので地下鉄(tube)のパディントン駅でかってねと言われる。ほどなくヒースローエクスプレスが入ってきたので乗車しました。

がらんがらんです。成田エクスプレスみたく大きな荷物をおくところがあって、席がある、という感じの車両です。座ると、無料でWi-Fiが使えるというステッカーがはってありました。ここでやっとiPhoneを手にしてみます(データローミングとか全部オフにして、つまり「機内」にして「Wi-Fi」だけオン)。ちゃちゃっと名前など記入しますと、接続できました。メイルチェックをざざざっとやているうちに、途中切符の確認があり、えーーもう着いたのか、というはやさでパディントン駅に到着しました。こちらの列車はどれも車両がカラフル。そういうのが何本か入っておりまして、改札というか出口はひとつ。阪急電車の梅田駅みたいなイメイジです。切符が回収されるわけでもなくあらあらいいのかしら~っという感じでホームを出ました。乗り換えのホームの看板は割合でているのですが、なかな写真 (94)か出口の表示を見つけられませんでした。と、思い出しまして、オイスターカード。地下鉄のパディントン駅がすぐそこなので降りていきます。そうそう、Railのパディントンからtubeのパディントンへ行くまえに、日本でもよくある駅ビルみたいな感じのフロアがあって、回転寿司がありました、あとまあPaulのパンやさんのカフェとかスタバとかも。さて、下っていってチケット販売のマシーンの前に立ってオイスターカードを買おうとしていたけれど、なんだか、よく分からないでおりましたら、どこいくの?何駅?って聞いてきてくれました。今ロンドンに着いたところでオイスターカードが欲しいんだというと、窓口の列にならばないと買えないよと教えてくれた。ついでに、ホテルがtubeのランカスターゲイト駅のそばなんだがというと5分もあれば歩いていけると。なんていいひと。ちょっとだけびびっていたイギリス英語のなまりも感じませんでした。ウィスコンシンで鍛えられた英語。案外さびちゃあいませんでしたよ。キャシー、ランディー、そしてジョージ!さて、この列が案外停滞していて待つこと15分くらいはかかったでしょうか。オイスターカードはそれ自体のデポジットが3£。チャージを20£と頼んだところ、係の人から何日いるのかときかれたので4日だというと、うなずいて、いいだろうという感じで、オイスターカードも万端そろいました。で、出口を探せー、です。ほんとによく分からなかったのですが、とにかく一番最初に見つかったところを出ていきます。よく分からないけれどまあ聞けばいいやとおもって出ていきます。ハイドパークという矢印があるからあってるだろうくらいのおっかなびっくり、通りホテル内装の名前を確認しつつ、たぶん、あってる感じがするので、どんどん行きます。いつもの旅と同じく持参した『地球の歩き方』と『るるぶ』のうちこういうときは前者。パディントン界隈のホテルを配した拡大図が役にたちました。ただ、おそるおそる歩いていて5分ではちょいと無理でした。ほとんど人がいない、阪急六甲駅のちょっと北側の住宅街、あるいは、家庭教師先のあった御影山手の界隈のような感じの閑静な建物がつづきまして、10分くらいでコーラスホテルに着きました。agodaで予約していたバウチャーを渡そうとすると、名前を教えてくれと言われ、あとはパスポート番号などささっと書いて824号室。ロンドンのホテルは、サイトでいろいろ見た限りでは、不安があったので、ちょっとだけ贅沢(もちろんぼくの感覚です。もっとすごいホテルはいっぱいありますから)したぶん、よかったわけです。このホテルを選んだのは、①パディントンから近い、②無料Wi-Fiサービスがある、③いくつかのサイトでの評判がそれほど悪くなかったということによります。フロントの対応はまあ、あー、海外って、アウェーってこういうのだったなあ、とウィスコンシン(前半)の日々を肌感覚で思い出させてくれる感じでした。そうこうしていると午後5時30分。いざ、大英博物館へ。