みずたまり

はしりながらねむれ

サンマルコ美術館と出会い(源五郎とイル・ラティーニ)

Il Latini炎天下の美術館巡りの締めはサンマルコ美術館!地図を頼りに歩く。フィレンツェの目印はなんと言ってもドゥオーモ。どこからでもこの円形の建物が見える。少し歩くと、そのドゥオーモに最接近。花の聖母教会が青空をバックに白く輝き、ジョットの鐘楼も美しくそびえ立っている。ドゥオーモのクーポラは日曜日は閉鎖ということ。そこからまた先へ10分ほど歩くと長い列と出店。アカデミアはずいぶん並んでいるようだ。ぼくたちのプランではアカデミアはパスしたのでそのアカデミアから歩いて5分ほどのサン・マルコ美術館へ。入館料は€4。チケット購入時に久しぶりに日本人にあった。個人で歩いている日本人は初めて。親子三人。お母さDUOMOんがぼくと同じく「地球の歩き方」を持参なさっていたので「日本からですか?」と話しかけてみた。ウフィツィ美術館で日本人団体ツアーを見かけて以来、見かけるアジア人は中国人団体ツアー客がほとんど、あとは韓国人。中国の躍進ぶりはここでも。日本人とおぼしき人はほとんどいない。夏で料金が高いからか、テロの影響か…。さて、入館してみるとフレスコ画がここそこにある。人がほとんどいないからのんびり。はじめに1階を見る。係の人に尋ねて2階へ。階段を上がるとあのフラ・アンジェリコの「受胎告知」がどーんと。数多くの小部屋にもフレスコ画がたくさん。とても神聖な感じ。派手さはなく、人気もいまひとつなのかもしれないけれど、ぼくから言わせればオススメ!とりあえず、暑いので、スーパーによって水を買ってホテルに帰ろうということになった。

フクイくんと青山さんサン・マルコ美術館からホテルへ帰るにはサンタ・マリア・ノヴェッラ駅横を通るコースが近そうなので歩く。駅そばにサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があった。5時になっていたので入ることはできなかったが、寄せ木細工のような美しい教会だ。そのすぐそばにスーパーがあると聞いていたので向かう。Via dell'Alberoという小さな通りに入ると確かにスーパーらしき店があったが、閉まっていた。日曜日は閉店とある。ふー。ここはイタリアなのだ。振り返ってホテルに向かおうとすると「源五郎Giappone」という怪しげな店があった。笑顔で迎えてくれたのでスーパーが閉まっていることなどから話す。あれこれたくさんしゃべった。スーパーへきた目的が水の購入であったことをいっていたので帰り際に店主青山さんが2㍑のペットボトルの水をくださった。なんていい人だ!懇ろにお礼をいってホテル着。それからまた歩いて「地球の歩き方」に掲載されていてかつ、ぼくの友人や現地の方の大推薦「Il Latini」へ。店はいつも大繁盛していて並ばなければならないと聞いていたが、幸運にもすっと店内へ。店の方が案内してくれる席へ。ざっと見る感じ、日本人の方(「地球の歩き方」所持)も数名いらっしゃる。日本語メニューがあるお店で安心と思っていたけれど緊張する。名物のビステッカ・アラ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)を注文する。なんと、kg単位だと。二人で1キロ食べることに。テーブルにはキャンティの2㍑瓶がおいてある。好きなだけ勝手に飲むようだ。右隣は外国の方だったが、左隣にはどうも日本人らしい人が3名。けれど、イタリア語をしゃべっている。むむむ?と思っていたら話しかけてくれた!フクイくん!ありがとう!みなさんのおかげで安心して楽しい夕食でした。生ハムとメロン、トスカーナ名物のスープ、それから1キロの肉(これはものすごくおいしかった!)、キャンティやく1㍑(目分量)をいただき二人で€65だった。満足。※写真※上左:初登場!くいしんぼうのつれあい。上右:1キロのステーキ。中:ドゥオーモ/カテドラーレ/ジョットの鐘楼。下上:フクイくんたち。下下:源五郎の青山さん。