みずたまり

はしりながらねむれ

nation

訪問者本 日は北関東の学校の管理職(候補?)の方々の訪問がありました。みんなスーツでした。表敬訪問というか視察というかそういうのでした。ヘッギー先生の日本 語のクラスにもいらっしゃいました。日本語2のクラスでした。ビデオやカメラ持参でした。ちょうど、50日ほど前のぼくたちはこんなのだったのだろうなぁ と思いました。そう思うとなんだか悲しくなりました。日本旅行のタカオさんとも50日ぶりに会いました。懐かしいなぁ。ぼくらよりもっと英語ができない& 年配の方を相手にしているからかでしょうか、どことなく疲れているようでした。シライシさんはここでも通訳をなさっていました。彼女のお宅はぼくのホスト の家と近いことがわかりました。遊びに来てくださいね!とのこと。マディソンで会う日本人の方はみんなやさしいのです。シライシさんはUWマディソンで科 学哲学の博士号をおとりになったそうです。でも、おごったところが全くございません。出産育児を挟んでの博士号取得だったそうです。頭がさがります。話は 戻って、ヘッギー先生は日本の先生方がいらっしゃるということで、若干緊張気味でした。訪問なさった方々は3グループに分かれてぐるぐるまわっていらっ しゃいました。ぼくは教室の後ろにおりました。そうそう。ヘッギー先生の教室は寒い!のです(暖房が壊れていて。メリエンいわく、暑いくらいのクラスもあ れば寒いクラスもあると)。だからぼくはフリースを着ておりました。名札もさげていましたが、「ALTの方ですか?」と数名に聞かれました。事情を説明す ると、あれこれ質問されました。ぼくもこの学校は2日めなんだけどなぁ。2日目の今朝気付いたことがありました。それはアメリカ国歌が8時20分に流され ていることです。毎朝流れるそうです。不覚にも昨日は気付きませんでした。ヘッギー先生のクラスでは2人の生徒は起立しておりましたが、あとの20人くら いは座ってしゃべったりいろいろでした。あとで先生に聞いたところ、数年前にネオコンの議員たちがそういう法律を作ってしまったとのこと。とくに、マディ ソンはリベラルなところで、その攻防があったらしいです。教育委員会の方々もかなりリベラルであり、とりあえず曲は流すけどあとは生徒や教員の自由にとい うことになったそうです。流すこと自体をヘッギー先生は憂えておりました。日本の国旗国歌法案のこともよくご存じでした。ネオコンネオリベラリズムの勢 いはどこも同じだと考えさせられました。ヘッギー先生は「MWHSには数え切れないほどの国や民族の生徒がいる。アメリカだけを尊重するのではなく、自分 の国や民族を尊重してほしい。そして、自分の国や民族だけを尊重するのではなく、自分の国や民族を尊重するのと同じように世界中の国や民族を尊重してほし い」とぼくに語っておりました。