きつねうどん@日本語部&アニメ部
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限のmulticoの後はヘッギー先生の授業クラスにずっといた。ヘッギー先生もぼくになれてきたのか、少しずつ仕事や役割をふってくださる。よきこと。
でも、早口言葉「かえるぴょこぴょこ…」を急にふられたのはこまりました。こちらもネイティブスピーカーとしてものすごくはやく言ってやろうとおもうので
すが、舌がまわりませんでした。MWHSは1限~8限までの日課で、1限=50分、休憩5分。南扉高校は5限目が3パートに分割されていて順番に昼食を食
べていたけれど、ここは5限目がすなわちランチタイム。日本のシステムと同じようなものです。ヘッギー先生は4限と8限の授業がないので、昼は2時間連続
の空きということになります。お寿司をたくさん買ってきてくださっていて、職員用の昼食室で歓迎会(といっても仰々しいものではない)を開いてくれまし
た。たくさんの人にビラを配ってくれていたようでいろんな先生や職員の方がきてくれました。みんなすしが好きですし、日本から来たということにすごくエー
ルを送ってくださいました。。ヘッギー先生の気遣いとMWHSのみなさんの優しさがいっぱいの昼食をいただきました。8限も空きでした。空きというとよく
ありません、こちらではprepと言っております。準備です。準備という言葉通り、8限は「きつねうどん」の仕込みをいたしました。授業が開いている生徒
も手伝ってくれました。数日前から日本語のすべての授業で宣伝していたとおり、今日の放課後は日本語部の活動で「きつねうどん」を食べるという企画だった
からです。ヘッギー先生が乾麺のうどんと醤油とみりんと油揚げとネギなどを準備してくれていました。不本意ながらだしの素を使いはしましたが、揚げも炊い
て、本格的なきつねうどんができました。35人くらいの生徒と食べました。授業の時はなかなか話しかけてこない生徒とも日本語と英語でしゃべりました。生
徒諸君はほんとうに快活で美味しそうにきつねうどんを食していました。おかわりしていた生徒もたくさんいました。ヘッギー先生にこの材料費の出所をきいた
ところ、すべてポケットマネーだと。「言葉を教えるためだけではなく、日本の文化を体験させたくて日本語の教員になったから、たいしたことではありませ
ん」と言っておりました。彼は本当に心から尊敬すべき人物です。帰る頃には雪が少し積もっていました。