みずたまり

はしりながらねむれ

みずたまり第56回例会

午後5時からみずたまり例会があった。いろいろあって開始は5時半くらい。結果的に終了したのは10時。ながかったぁ。つかれたぁ。これまで、みずたまり例会の歌をここに載せてきたが、今後は載せないことにしようと思う。公開・非公開などその歌の作者に不利益になることがあってはいけないから。mixiならいいのかもしれないけれど。とりあえずは。はて、では例会の何を記録にとどめるのがよいのだろうか。池本先生の今日の講評で多かったのは「時代を読むこと」。作品を解釈するのに時代の空気や雰囲気や情勢を考える必要があるとのこと。相反するようであるが、「写実として理解できるものは写実として読むべき」ということも。そうだなぁたしかに。でも、その写実表現が何事か深遠な意味を生み出すことも当然あり(作品構造として)、作品ごとにこの点注意して読んでいきたいと思った。最後に、現代歌人協会賞を受賞した松木秀さんの「5メートルほどの果てしなさ」の抄出を池本先生が講評なさった。先生は短歌の間口を広げていくことを意識的にご自身に課していらっしゃるのだと感じた。かなり肯定的な捉えだった。青磁社のページにある吉川宏志さんの批評にいまのところぼくは近い感覚である。しかし、まぁ一般論として、求めれば求めるほどぼくは意固地に・偏狭になりがたちだから間口を広くということ「短歌は広い」との意識は忘れずいなければ。