みずたまり

はしりながらねむれ

偶有性

一昨日の夜仕事から帰ると、報道ステーションでJR福知山線の惨事について報じていた。すると、メールにて訃報が届いた。ヨウコさんの母上逝去。享年49歳。昨夜は通夜へ。ヨウコさんも弟さんもとても気丈に振る舞っていた。それがかえって痛々しかった。父上は衰弱した感じだった。棺の母上は若く、そしてヨウコさんたちのことを思うと何とも言えない気持ちになった。親を失うということは一体どういうことだろうか。一方で、母上は自分の余命幾ばくもないとの覚悟のもとで子どもたちにどんな思いだったのだろうか。そういうことを考えていたらどーんときてしまったのでノーグランへ。ちょうど店ではマスターの菅野さんと貸し切り状態だったのであれこれ話をする。生の可能性と不可能性。死の可能性と不可能性。そんなことを思った。ご冥福を祈る。合掌。