みずたまり

はしりながらねむれ

関係の網の目

南極の氷で芋焼酎

今月はブログを書く余裕もないほどにあっぷあっぷ。角川短歌賞投稿の準備も進まず、引っ越しした部屋の整理も進まず、仕事に追われて飲みにも行けず…。先日、まるたつさんに珈琲をもってきてもらった。そのときに疲れたぼくを見てたつさ南極の氷んは智頭の「なかや豆腐店」の胡麻入り豆腐とおからをくださった。8時過ぎに帰宅し、おからを炊こうかなぁと準備しようとしたまさにその瞬間にたつさんから電話。 ノーグランにいるとのお誘い。きっとストレスだらけのぼくを心配してのさそいだろうなぁ。ありがたいと感謝して合流。新しい部屋の和室を書斎にする予定なのだが、そこに智頭の杉板をはってもらうことを頼んでいた。その日程調整などをする。たつさんもいっぱいいっぱいなの中の模索の生き方なんだ。世の中に金銭や名誉や物欲を基準に生きる人がいれば、たつさんは生き方や思いやつながりを基準に生きる人なのだろうなぁと感じた。それからビザールに行くと「今日は南極の氷があるよ」と。店主の友人が持ち帰りなさったそうだ。2万年前を閉じこめたということにひどく感じ入るものがあった。存在の偶有性などをふとおもったが、すぐ頭は切り替わり、さっそく芋からすみ焼酎をその氷でいただく。ぷつぷつと音を立てている。2万年閉じこめられていたものが解放されていることなどを飲みつつはなしていたらあつこさんがからすみをあぶってだしてくださる。実のところ恥ずかしながら、日本三大珍味のからすみを食するのははじめてであった。本来は肥前のからすみというぐらいなので九州産が美味しいけれど「もらいものだからね」と。そうであっても濃厚な味で芋にぴったり。たつさんや竹内夫妻のような生き方はすてきだ。みなさまに支えられてその関係の網の目の中にぼくという存在があり得るのだろう。